先日、楽天が、2009年12月期連結決算が、
営業利益は前期比20.1%増の566億4900万円となり、
2期連続で過去最高益を更新したと発表しました。

この不景気に、
他に耳にするニュースと言えば
売上げ減の話しばかりである。

そんな中、かの会社は
前期比で20%以上増で、
右肩上がり。

すごい話しである。

百貨店売上高、
コンビニ売上高、
スーパー売上高、

多くの小売業が
売上を減らして
苦戦している中で、

ネットショップ業界だけは
売上を伸ばしている。

楽天が売上を伸ばしている要因として、
自宅で余暇を過ごす『巣ごもり消費』の
強まりが好調に推移した、とある。

不景気なのでユーザーは
少しでも安く買おうとする。

ネットで商品を調べ、そして料金比較する。

その結果、ネットでそのまま購入となる。


一昔前に比べて、
ネットで入ってくる情報は様々である。

単なる商品情報や料金だけでなく、
購入者の声や感想や評判。

どこの店だと値引率が高いか。

商品ごとの比較、
メーカーごとの比較、
店舗ごとの比較、

など等、
家に居ながらしてできてしまうのだから、
ネットショッピングは便利になったものである。

しかし、好調な要因として
『巣ごもり消費』というには矛盾点がある。


年末商戦で売上が一番上がる
第二日曜日の売上推移を時間ごとに見てみると、
午後20時以降に買い物が集中している。


これは昼間に店舗まで出かけ、
実際に商品を手にとった後、
家に帰ってきてから購入しているから
このような現象になる。


『巣ごもり消費』と言っているが、
実際には“巣ごもり”はしていないのである。


ユーザーもリアル感を求めているのである。

誰とも触れずに、誰とも会話せずに、
誰の意見も聞かずに、買い物をするのは
実は非常に勇気がいる。

そして買い物をした後に、その商品のことを
誰にも知られずにいたいと思うユーザーなど
存在しない。


ユーザーは商品を求めてはいるが、
その過程で、コミュニケーションも求めているのである。


リアルショップでもネットショップでも、
このコミュニケーションをうま取り入れているショップは
やはり売上が好調である。


店長ブログであったり、
ユーザーの書き込みであったり、
メーカーの想いであったり、

このようなコミュニケーション手法を取り入れ
ユーザーとの距離を縮めやすいのも
ネットショップならではのもの。

買い物に行って声をかけられるのには
抵抗があるけど、店員が全く相手にしてくれないと
寂しさを感じたりするのは、わたしだけではないはずである。

全くもって天邪鬼だが、
やはり人との触れ合いを
無意識に求めている証拠だ。

そういえば以前に人間の欲求には、
食欲・性欲・集団欲
の3つがある、と聞いた事がある。

食欲や性欲は分かるが、
当時の私には集団欲は
いまいち理解できなかった。


誰かと何かを共有したいという欲求は、
実はどこにでも存在する。


コミュニケーション

これがネットショップ成功の秘訣である!

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